万葉の時代の大宰府は、大伴旅人や山上憶良をはじめとする風雅な文人達が風趣と情感に満ちた筑紫歌を数多く残した地として知られています。都人にとって大宰府は、奈良の都よりはるか「天離(あまざか)る鄙(ひな)」の地であるとともに、大陸の文物が行き交う憧憬の地でもありました。彼らは、唐文化の風を感じながら、筑紫の自然への感動、そして望郷の想いを万葉の草花にこめて詠いあげました。
岡田先生の作品は、万葉の花々の美しさを見せるだけでなく、万葉人の情(こころ)も伝えてくれます。
▲あふち〔せんだん〕 ▲むらさき
センダン科(木本類) 落葉高木 ムラサキ科(草本類) 多年草
枝先に小形の淡紫色の花を密生する。 根が紫色であることからこの
花期は5~6月 名がある。花期は6~8月
岡田憲佳
山口県出身。万葉写真家。長岡外史顕彰会長。下松日韓親善協会会長。益田市観光協会・益田市雪舟顕彰会・
益田市柿本人麿公顕彰会顧問。各地で万葉花写真展を開催。
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