太宰府の民俗
5恵比寿社
所在 | 太宰府市大佐野3丁目11-32 |
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所在 | 大佐野区・大佐野(地禄神社) 太宰府市大佐野 |
造立 | 明治22(1889)年 |
制作 | 明治22(1889)年 |
祠堂 | 石祠の中に木祠 |
寸法 | 像高:8.0cm |
旧大佐野村の氏神である地禄神社の境内に祀られている土製のえびすさまです。小さな木の祠(ほこら)に収められ、
そのうえさらに石の祠に安置されています。造立の経緯などは不明ですが、石の祠の側面に明治22年(1889)と刻まれ
ています。
祭日は特に設けられていませんが、地禄神社の氏子らが農作業の前後に豊作祈願と感謝のため行う春・夏・秋のおこも
りなどの際、弁当を境内のえびすさまにも一度お供えしてからそれを下げ、直会に入るそうです。現在は店に注文した
仕出し弁当を食べることもありますが、以前は各家庭から持ち寄った御馳走(ごちそう)がつまった重箱「割子弁当(わ
りこべんとう)」を食べるのが一般的でした。
かつては1月10日に、福岡市博多区の十日恵比須神社(とおかえびすじんじゃ)のお札がお供えされていたといいます
が、その関係性は分かりません。