太宰府の民俗

7恵比寿神

石像
石像
拓本
拓本

所在 太宰府市通古賀5丁目8-40
所在 通古賀区・扇屋敷(王城神社) 太宰府市通古賀五丁目
造立 年代不詳
-寸法- (単位:cm)
石像 高さ:67.0 幅:40.5 奥行:26.0
拓本 縦:80.4  横:49.8

  平成10年(1998)に当館で実施した拓本調査により、えびすさまを祀った石像と判明しました。一般的には「恵比須」
と書き表すことが多い中、「毘」を使うのは珍しい例です。紀念銘(きねんめい)がないため、造立年代は不明ですが、
平成15年(2003)に刊行された通古賀区の郷土史『とおのこが風土記(ふどき)』には、『王城神社縁起(おうぎじん
じゃえんぎ)』に註釈(ちゅうしゃく)を加えた陶山四郎(すやましろう)氏の言葉として「昭和三十四年現在、大楠
の根元には庚申塔、恵毘須の板碑は残っている」と書かれています。
  肉眼では読み取ることが出来なかった文字は、現在は墨入れがされています。すぐ側に祀られているえびすさま(6番)
との関係は分かっていません。