太宰府の民俗

9恵比寿神

石像
石像
拓本
拓本

所在 太宰府市宰府4丁目7-1
所在 三条区・三条 太宰府市宰府四丁目
造立 年代不詳
-寸法- (単位:cm)
石像 高さ:77.0 幅:78.0 奥行:77.7
拓本 縦:94.5  横:86.0

  江戸時代、三条には構口が置かれ、宇美方面から「さいふまいり」に向かう人々や、生活物資を運ぶ荷馬車の往来で通
りは賑わっていました。そのような三条の中で、旧三条下組が祀っていたえびすさまです。像の造立年代は不明なもの
の、お祭りの道具を収める箱には明治13年(1880)という墨書きがありました。像はかつて、県道を挟んだ向かいに置
かれていたのを、道路の拡張工事のため現在地へ移したといいます。
  祭日は12月3日で、朝4時頃から、女性が中心となり回り当番でお祭りの準備をし、参拝者に御神酒をすすめていまし
たが、平成23年(2011)に祭祀(さいし)・接待をやめて以降は、特別なことはしていません。お祭りの後の直会の席
では吉嗣梅仙(よしつぐばいせん)が描いたえびす像の掛軸を掛けていました。