太宰府の民俗

10恵比寿像(線刻)

石像
石像
拓本
拓本

所在 三条区・北神苑 太宰府市宰府四丁目
造立 明治25(1892)年11月3日
-寸法- (単位:cm)
石像 高さ:114.0 幅:85.0 奥行:27.5
拓本 縦:134.5  横:92.5

  もとは三条の通り沿い(県道筑紫野・古賀線)に置かれていたえびすさまです。道路の拡張工事のため、庚申(こうし
ん)さまなどと共に現在地へ移されました。今は太宰府天満宮北神苑の茶店の庭にあり、茶店の方が日頃のお世話やお
祭りの供物などを準備しています。祭日は12月3日で、この日は町内のえびすさまをお参りして回る「七所詣(ななと
こまい)り」の人々が早朝からお参りにやってきます。7時頃に供物が上がり、移転以来ずっと続けられてきたお祭り
の様子を見ることができます。
  こちらのえびすさまの造立から3年後の明治28年(1895)、三条区の互助(ごじょ)組織「擴遠社(こうえんしゃ)」
について記した石碑が造られ、現在はえびすさまと背中あわせに建っています。