太宰府の民俗

13恵比寿像(線刻)

石像
石像
拓本
拓本

所在 三条区・三条  太宰府市宰府五丁目
造立 慶応3(1867)年11月
-寸法- (単位:cm)
石像 高さ:124.0 幅:102.3 奥行:32.5
拓本 縦:140.0  横:95.5

  もとは、旧三条上組が祀っていたえびすさまです。昭和の初め頃まで三条の戸数の3分の2は農家で、田植えの後には、えびすさま
に苗を3把(わ)お供えしていたそうです。平成10年(1998)の調査では、近くの方がそばの大日(だいにち)さまとともに祀って
おり、12月3日の祭日には早朝から供物が上げられていました。米や果物、自家製の野菜がお供えされたほか、一緒に置かれた一升
瓶の清酒は、お参りに来た人が自由に飲んで良いものでした。現在も正月に塩をお供えしたり、日常の清掃などのお世話が近所の人
により引き継がれています。
  石像の拓本を採ったことで、このえびすさまの絵姿が、太宰府の町絵師として幕末から明治にかけて活躍した吉嗣梅仙の筆によるも
のだと判明しました。