太宰府の民俗
17恵比寿像(浮彫)
所在 | 馬場区・小鳥居小路 太宰府市宰府三丁目 | |
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造立 | 文化7(1810)年11月 | |
-寸法- (単位:cm) | ||
石像 | 高さ:86.0 幅:66.2 奥行:43.0 | |
拓本 | 縦:95.7 横:116.0 |
旧小町(小鳥居小路)上組により、商売繁盛の神さまとして祀られたえびすさまです。市内のえびすさまのうち、年代
が分かる中では最も古い文化7年(1810)の造立で、そののち数度場所を移転しています。
祭日は12月3日で、かつては回り当番でお祭りの準備をしていましたが、現在は「小鳥居小路恵比須会(ことりいしょ
うじえびすかい)」の会員総出で行っています。祭日が近づくと、注連縄綯いをしたり、頒布(はんぷ)する縁起物の福
笹(ふくざさ)用の「オカメザサ」を男性が採取に出かけ、女性が飾り物を取り付けるなどします。また、前日は朝から
準備をはじめ昼頃から「宵えびす」が行われます。
例年、福笹にぜんざい引換券を付け、参拝者への振る舞いがありますが、令和2年(2020)は感染症対策のため行われ
ず、御神酒も紙コップを使う工夫がされました。