太宰府の民俗
19 恵比寿像(線刻)
所在 | 馬場区・桜馬場(太宰府天満宮境内) 太宰府市宰府四丁目 | |
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造立 | 明治23(1890)年11月3日 | |
-寸法- (単位:cm) | ||
石像 | 高さ:95.0 幅:85.0 奥行:30.5 | |
拓本 | 縦:107.8 横:95.5 |
旧馬場上組と旧宮町下組により、商売繁盛の神さまとして祀られたえびすさまです。明治23年(1890)の建立以来、
数度場所を移し現在に至っています。12月3日には天満宮参道の両並びから1軒ずつ当番を出して、共同でお祭りの
準備を行います。2軒で当番をすることから、餅・鯛・野菜・果物などの供物が2組供えられることに特徴がありま
す。お祭りで使う祭壇と提灯も参道の両並びで分けて保管し、馬場3組が祭壇を、現・馬場4組が提灯を、祭日の翌
日に次の年の当番へ引き渡します。
例年、参拝者には昆布やスルメ、御神酒などが振る舞われますが、令和2年(2020)は感染症対策のため、お接待
の時間短縮やスルメや昆布を小袋入りにする工夫がなされました。