太宰府の民俗

26恵比寿像(線刻)

石像
石像
拓本
拓本

所在 大町区・幸町 太宰府市宰府一丁目
造立 大正10(1921)年12月1日
-寸法- (単位:cm)
石像 高さ:96.0 幅:72.5 奥行:21.0
拓本 縦:104.4  横:84.8

  大町は現在の太宰府駅周辺、天満宮参道の旧旅館街を中心に広がる地域です。大町には以前、3ヶ所にえびすさまがありましたが他
は移転しており(20番・25番)、現在は旧大町下組で祀っているこちらのえびすさまだけです。
  祭日は12月3日で、祭日が近づくと参拝者に配布する縁起物の福笹の準備を行います。福笹に用いるオカメザサは、数年前まで採取
に出かけていたものの、現在は「小鳥居小路恵比須会」(17番)の人々から分けてもらっています。かつての直会では、大町に住んで
いた絵師・萱島秀山が描いたえびす像の掛軸が掛けられていました。
  例年行われている参拝者への御神酒や甘酒などのふるまいについては、令和2年(2020)は感染症対策のため一部のみ行われました。