学芸だより

平成23年度 学芸員実習

 8月17日から8月30日までの10日間、学芸員実習生の受け入れを行いました。学芸員資格を取得するには博物館での実習が必須条件となっており、今年は県内外の3大学から博物館学芸員課程の実習生4名が当館で学びました。
 当館では、市教育委員会・市史資料室と協力してそれぞれの専門分野の指導に当たり、様々な事柄を学べるよう実習内容を組んでいます。具体的には、地域博物館の役割の確認に始まり、史跡踏査・民俗資料調査・文書資料調査・発掘調査・遺物整理・展示作業などです。
 大学を離れ、博物館の現場に飛び込んだ実習生たち。初めての作業に緊張したり、それぞれがイメージする「学芸員」の活動内容との違いに驚くこともあったかと思います。そのような中で、実習生たちは何を学び、感じとってくれたでしょうか。実習の最終日に博物館実習での感想を聞いてみました。実習生からよせられた声を、一部ご紹介します。






・学芸員の仕事を実際に体験してみて、こなす仕事が膨大である事を知り、その大変さを実感しました。どの部署の方々も、やりがいを持って勤務されている姿を見て、私自身太宰府という土地に対するイメージや興味がますます強くなりました。

・想像していたものと違って、学芸員の仕事は細々とした地味なものが多く、それらを積み重ねることによって展示などに結びつくのだと感じました。

・毎日違った分野の実習をすることによって、学芸員という仕事は、思っていた以上に様々なことをしなくてはいけないのだと実感しました。展示作業ではパネルを1mm単位でそろえていくなど、本当に驚きました。

・学芸員は、博物館の中で座って行う作業が多いというイメージを持っていましたが、実際は動く作業が多くありました。自分の専門分野だけを研究していればいいという職業ではないことを、実感することができました。



▲展覧会準備でパネルを制作する実習生