学芸だより

調査しています!写真に残るくらしの風景


  人々の生活やまちの風景は、時代のうつりかわりとともに少しずつそのかたちを変えていき、昔は当たり前だった景色も、今では写真の中でしか見ることのできないものになりつつあります。
  文化ふれあい館では、変化していくまちのようすや人々のくらしを残し、伝えていくために、市民の方々に協力いただきながらお手持ちのアルバムを調査しています。とくに古い町並みが写ったものや地域の行事のようすのほか、家族団らんのひとときといった生活が分かる写真を中心に、当時のことを聞き取り、情報として記録しています。
  1月5日(水)から開催する「くらしのうつりかわり展」では、こうしたアルバム調査を通してお借りした写真を多数展示しています。当時を知る人にとってはなつかしく感じられる資料も展示していますので、ぜひご覧ください。また、アルバム調査についても随時行っています。ご自宅に古い写真や絵はがきなどがありましたら、文化ふれあい館学芸係までぜひご連絡ください。

学芸員 後藤夏実


昭和30年代頃の水城跡
昭和30年代頃の水城跡