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中村徳山ってどんな人?―まるごと太宰府歴史展2017―
8月
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8月5日(土)にオープンする「まるごと太宰府歴史展2017」では、今年生誕200年を迎えた漢学者・中村徳山について特集します。
徳山は、文化14年(1817)現在の五条に生まれました。五条に建つ「徳山中村先生碑」の碑文によると、大島省吾という人に漢学と儒学の教えを受けたあと篔簹塾(うんとうじゅく)で学び、大城谷桂樵や吉嗣梅仙とも交流を結んでいたそうです。
幕末には、自宅に近隣の子弟を集めて漢学を教える「都成塾」を開き、のちに東京帝国大学で日本人初の哲学の教授となる井上哲次郎もここで学んでいます。明治維新後は、宰府村の副戸長を経て宰府小学や甘木中学思川分校の教師となり、教職を辞したあとは再び「都成塾」を開き、学校に通えない子ども達の教育に力をいれていました。
特集では、中村徳山に関係する資料を展示します。ぜひご覧ください。