ふれあい館 スタッフブログ

BLOG 展覧会を見て「大宰府史跡指定100年ロゴマーク」をさがそう! ~文化ふれあい館
9月
20


   文化ふれあい館では、恒例の「まるごと太宰府歴史展2020」が始まりました。この展示は、旧石器時代から近現代まで、太宰府市の歴史を「まるごと」通史でたどりながら、毎年その年にふさわしいトピックを取り上げ、ご紹介しているものです。
   今年、注目して頂きたいトピックは「大宰府史跡指定100年」。大正10年(1921)に、全国で48件の遺跡が日本で初めて国の史跡に指定されますが、このときの官報告示の筆頭に登場するのが「水城跡」と「大宰府(政庁)跡」です。当時の人々は、どんなに誇らしく思ったことでしょう。
   そして令和3年(2021)3月3日、史跡指定から数えてちょうど100年という記念の日を迎えます。福岡県教育委員会では、大宰府史跡に関連する5市町(筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・宇美町)の小中高校生に呼びかけ、893点の応募作品の中から記念のロゴマークを作りました。
   そこで今年の「まるごと展」では、おなじみの出土品や初公開の資料など計240点のうち、「水城跡」「大宰府跡」の関連資料に、このロゴマークをつけてご紹介しています。
   さて、展示室の中にマークはいくつあるでしょう。答えがわかったら、受付にお申し出ください。答え合わせの上、参加して頂いた方に歴史上の人物をスタンプで押した「しおり」をプレゼントしています。スタンプのデザインは、平成24年度の第1回展覧会から「まるごと展」のコンセプト・デザインを手がけて下さっている毛利清隆さんです。ぜひ、ロゴマークを目印に、100年前の史跡の姿に想いを馳せてみませんか。



「まるごと太宰府歴史展2020」展示室のようす



「大宰府史跡指定100年」記念ロゴマーク



職員手作りのしおりは4種類