ふれあい館 スタッフブログ

NEWS 展示替えのお知らせ
6月
20


    開催中の企画展「近代のきらめき~古写真が伝える太宰府の文人たち」では、一部資料の展示替えを行いました。(展覧会の概要はこちら)
    太宰府の書家・宮小路浩潮は、国会議事堂に掲げる「帝国議会」の文字の揮毫により、貴重な寿山石の印材3つを贈られました。このうちの一つには、時の天皇が観覧したことを意味する「天覧」の文字が彫られています。篆刻を手がけたのは、松江藩出身の勝部眞楯(かつべ またて)。印材一式は、福岡県文化財に指定されています。
    今回、新たに展示した浩潮の書「壽康(じゅこう)」の書き初めには、この「天覧」の印が押されています。「壽康」とは、長寿で安らかなこと。迫力ある浩潮の作品と貴重な印影をぜひご覧ください。

       

寿山石獅子鈕印材三顆 個人蔵                   宮小路浩潮書「壽康」
福岡県文化財                           個人蔵