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豊かな知との出逢いを願って ~文化ふれあい館~
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豊かな知との出逢いを願って
~文化ふれあい館~
「逢知」という言葉は、初夏に薄紫色の可憐な花を咲かせる楝(あふち、センダンの古名)にちなんでいます。「あふち」と「会う」が同じ音であることから、出会いを連想させる植物として『万葉集』にも登場します。文化ふれあい館では、豊かな「知」との「出逢い」があるようにと願いを込めて、楝を館の花としています。
館の解説シートの愛称を「逢知の栞」、また館のエントランスホールを活用した市民コンサートを「逢知コンサート」と呼んでいるのは、そのためなのです。なお、「あふち」と書いていますが、現代語では「おうち」と詠みます。
730年に「梅花の宴」を開いた大宰帥・大伴旅人は、当地に赴任してすぐ妻を亡くしており、これを悼んで山上憶良が詠んだ楝の花の歌は、太宰府小学校そばの大町公園などに歌碑が建てられ、多くの万葉ファンに親しまれています。
◆山上憶良歌碑についてはこちらをご覧下さい
解説シート「逢知の栞」
楝(あふち)の花

逢知コンサート(2018)
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スポーツ&カルチャー9月号の情報を更新しました
8月
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スポーツ&カルチャー9月号の情報を更新しました。
主催講座の申込も随時受付中!
皆さまのご来館お待ちしています。
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「まるごと太宰府歴史展2020」オープン
8月
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8月8日(土)、「まるごと太宰府歴史展2020」がオープンしました(11月3日まで)。
今年のテーマは「大宰府史跡指定100年」

大正10年(1921)、全国で48件の遺跡が、日本で初めて国の史跡に指定されました。このときの官報告示の筆頭!に登場するのが「水城跡」と「大宰府(政庁)跡」。当時の人々は、なんと誇らしく思ったことでしょう。
令和3年(2021)3月3日(数字の並びもいいですね✿)には、指定から数えてちょうど100年という記念の日を迎えます。そんなわけで、今年の「まるごと展」では、おなじみの出土品や初公開の資料など計240点のうち、「水城跡」「大宰府跡」の関連資料に記念のロゴマークをつけてご紹介しています。
ロゴマークは、福岡県教育委員会が大宰府史跡に関連する5市町(筑紫野市・春日市・大野城市・太宰府市・宇美町)の小中高校生に呼びかけ、893点の応募作品の中から選ばれたもの。このマークを目印に、100年前の史跡の姿に想いを巡らせてみませんか。
(会期中、展覧会にまつわるトピック等をお知らせしていきます)

大宰府史跡指定100年記念事業ロゴマーク

展示の様子

展示室の中では、この子たちがお出迎え!