歴史の散歩道(史跡スポット)

太宰府天満宮
太宰府天満宮

9太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)


太宰府天満宮
 太宰府天満宮は、菅原道真(すがわらのみちざね)を祀る神社です。現在、道真は学問の神様として親しまれており、信仰を集めています。
   延喜元年(901)、藤原時平(ふじわらのときひら)らの讒言(ざんげん)によって、右大臣から突然大宰権帥(だざいのごんのそち)として大宰府に流された道真は、2年後にこの地で亡くなりました。遺言によって道真は大宰府に葬られることになり、亡骸を牛車に乗せて進んでいたところ、急に牛が動かなくなったので、この地に葬ってほしいという道真の思し召しであろうと、その場所に埋葬したと伝えられています。墓所の上に建てられたのが現在の太宰府天満宮です。本殿(重要文化財)は、戦国期の動乱で荒れていたものを、天正19年(1591)に筑前領主・小早川隆景(こばやかわたかかげ)が再興したものです。
  また、心字池の橋の傍らには室町時代に再建された志賀社(重要文化財)があり、宝物殿には国宝や重要文化財など、数々の宝物が納められています。広い境内は、梅・クス・花菖蒲などで四季折々に美しく彩られ、正月の鷽(うそ)替え神事・鬼すべ神事、春の曲水の宴(きょくすいのえん)、秋の神幸式(じんこうしき)など、古い歴史をしのばせる祭りが行われています。

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